SEOよりもSMOの時代!SMO対策してますか?

SEO対策よりもSMO対策に力を入れた方が良い理由

 近年、従来非常に有効だった外部リンクを利用したSEO対策が難しくなってきています。「全く効果が無くなった」「逆に下がるようになった」と言った問題から、逆に「順位は上がったのに売上が増えない」や「コンバーションに全くつながらない」といった経費対効果の面から見ても、そこで今、それらの問題を解決するための新しい手段「SMO」というものが話題になっております。

SMOとはなにか?

 SMOとはブログ、掲示板、SNSなどといったユーザーが情報を発信するメディア「CGM(Consumer Generated Media)」においての認知度や評判を高めることによって、サイトのアクセスや評判を向上させることを言います。SEOはサーチエンジン最適化の略語で、SMOはソーシャルメディア最適化の略語というわけですね。

 最近は殆どの人がこうしたユーザー発信のメディアでのコミュニケーション、情報発信、情報享受に多くの時間を費やしているため、そこでの評判や存在感がアクセスや物の売れ行きや新たな事業の開拓に大きな影響を与えることとなります。SEOが問題解決型の広告であり一見さんに商品やサービスを売ろうとする一方、こちらのSMOは常連さんや顧客予備軍を大量に生み出し利益につなげるといった手法となっております。

SEOよりSMOが有効な理由

 一般的に「ファンは非ファンよりも利用動向が高まる」と言われております。またネガティブアクション(メルマガの解約、商品に対する過剰なクレーム、WEB上での会社に対するネガティブ発言など)に関しても、ファンであればあるほど少なく、商品やサービスに何か問題があった場合に関しても、直接サポートに来て、その後もサービスや商品を利用し続けるという人が非常に多いです。またそのサポートに関しても、非ファンが異常な程過激なクレームを飛ばす一方、ファンの人物に関しては比較的冷静なクレームをいただけるといったレポートもあります。

SEOのデメリット

 SEOのデメリットとしてあげられるものは以下の物があります。

質の良くないユーザーが集まりやすい

 前述したような一見さんのユーザーが多いことと、商品や企業に対して良いイメージを抱いているから購入したいといった動機がないことにより、無駄なサポートや評価の急落といった自体を引き起こしやすいです。

検索エンジンのアルゴリズムに依存することになる

 SEOの場合は、検索エンジンのアルゴリズム変更の他、競合他社によるランキングへの参入が相次ぐケースや、ネガティブSEOといったライバル企業からの順位への嫌がらせを受けるといった自分ではコントロール出来ない部分でのリスクが常につきまといます。

 またキーワードの難易度が急激に上昇するなどといった問題によって、一切収益が出なくなるといった自体も起こりえます。

インフォ―メーショナルクオリのユーザーにはコンバートしにくい

 基本的に検索は調べ物に利用するという人が大部分を占めています。それ以外のネット利用は主にSNSでのコミュニケーションとなっているため、どうしてもサーチエンジンを利用する人のほぼ全てが、インフォメーショナルクエリ(情報問題解決)を求めているという結果になってしまいます。つまり、大きなアクセス量自体は稼ぎだしても、商品やサービス成約にはほとんどつながらないといった自体も起き得る訳です。

比較ユーザーが増え、コンバーションユーザーが増えない可能性がある

 検索エンジンを利用するユーザーの傾向として、先程はインフォメーショナルクエリを求める顧客だと説明しましたが、この中には、「どの製品がいいのか?」といったインフォメーショナルクエリも含まれます。つまり、この部分にリーチすることによって、売上を稼ぎだすことが出来るのですが、競合他社が多い業種になりますと問題も発生します。それはせっかくサーチエンジンのランキング上位に入っているにもかかわらず、数多くの他社と比較されコンバージョンに思ったより繋がらないといったリスクです。特にサーチエンジン流入の顧客に関してはこうした「商品の良さ」について調べている人が多いので、やはりどうしても評価基準が厳しくなってしまう傾向もあります。

SEOによって機会客とのエンゲージメントを破壊する

 これに関しては、どの方法でも同じですが、顧客期待度よりも商品の方がクオリティが低かった場合はクレームや返品、またネット上でのネガティブアクションを引き出しやすくなっています。SEOによって商品が伴わないのにもかかわらず、順位だけをやたらとあげていますと、通常の期待度よりも高い期待度を抱きやすくなり、それが原因でお客さんとの機会を台無しにするということもあります。

SMOでの企業イメージ良化による累乗効果

 SMOによって自分の企業やサービスなどについてフレンドリーなイメージを築いておくと、殆どの見込み客が一見さんでなくなるため、大きなクレームの発生を抑えたり、成約に繋がりやすいセリングを行うことが出来るようになります。また、同業他社が多い業種においてもこれらは大きなアドバンテージを持ちます。更にはちょっとしたお客様が喜びそうな小さな特別サービスなどに対しても、大きな評価を下してもらえ、更にはその事実自体を宣伝、広報してもらえ、より一層の機会獲得にもつながります。

 人々はますます多くの時間をCGM系サイトでのコミュニケーションや情報発信に費やしており、そこでのサイトの評判や存在感がアクセス動向に大きな影響を与えるようになっているため、SEOなどの従来型の対策と合わせてSMOを意識することが重要になっています。勿論そんなSMOにもデメリットはあります。

SMOのデメリット

 勿論SMOにもデメリットはあります。主に以下の様なものが挙げられます。

口コミがそもそも期待できないビジネスでは使えない(アダルト、浮気調査、債務整理、美容整形など)

 口コミが利用できないビジネス、クチコミ効果が期待できないような業態ですと比較的難航してしまう事は当たり前といえば当たり前ですし、更にスパミーな印象を与えやすいビジネススタイルに関しても、上手く取り扱っていかなければ、逆効果となることもあります。

短期的な効果に欠ける(場合によってはコスパが悪くなることも)

 SMOは長期でのメリットが大きい施策であるため2~3ヶ月程度では大きな効果が期待できません。大きなメリットが得られるようになるには最低でも1年は継続することが必要となります。裏返せば、今始めれば来年頃には収穫できるかもしれないということです。

直接的な売上に繋げるためにはもう一工夫が必要

 しっかりと作戦を考えて施行しなければ、そのメリットは当然ながら生かせません。単に会社の商品を売りつけたいという気持ちで運用していたりすると逆効果になったりもしますので注意しなくてはいけません。

炎上などのリスク

 一番大きなものに炎上があるかと思います。これは不用意な発言が原因であるものと、言いがかりが原因であるものなど多種多様にありますが、個人的にはこのリスクを恐れてメリットを一切取りに行かないということはそれだけで大きな損失かと思われます。しっかりと運用方法を整えて、問題が起こらないようにつかっていかなくてはなりませんね。一般的に、発言に関してはマルチチェック(複数人でのチェック)などを用いると良いとされています。

SMOのメリット

 しかし、デメリットばかりではありません。メリットに関しても大きなものがあり、その殆どは一生のものとなるでしょう。

低コストな長期投資

 通常テレビCMなどを用いるとその効果の是非とは裏腹に莫大なお金がかかるものです。WEB広告などに関しても、クリック成果制(Googleなどが採用しているクリック毎に課金される広告方式)などですと、近年では「BOT(自動プログラム)によるクリック」などが問題になっていて、その効果とコスト自体が本当に釣り合っているのかどうかも疑問視されています。そうしたリスクやコストを抱えているマーケティング手法と比べSMOの場合非常にコストが低く、リターンは無限大とも言えます。

 ただ、そうした一般的な広告と比べるとどうしてもSNSにおけるマーケティングは施行日から実際に効果が出始めるまでの即時性に欠けるため、どうしても「どうせこんなことを続けても意味が無い」やら「効果が無いだろうこんなことは」と軽視されがちです。しかし、冷静に考えてみると、一切お金がかからず、一日五~十分程度の時間を投資することによって莫大なトラフィックを得られる可能性を手に入れられると考えると、非常に割のいい投資だとわかります。

バズマーケティング

 最近の研究結果でわかったことですが、オンライン上で人が何をしているのかという調査を行った結果、ほとんどの人間が「オンラインの利用時間やトラフィックをコミュニケーションに費やしている」ということがわかりました。また、同様に最近では「一般的な広告を無視する傾向」とオンライン上での広告をブロックするアプリケーション「ADblock系アプリ」の出現によってWEB広告自体の効果も徐々にさがってきています。そうした中一際注目をあつめるのがこのバズマーケティングです。一般的には口コミと日本においては言われておりますが、これらは直接的な口伝えによるものだけではありません。SNSにおいて「〇〇がよかった」といった情報を大きく拡大させることもこのバズマーケティングです。

QDFアルゴリズムによるSEO

 現在のGoogleではQDFと呼ばれるアルゴリズムが未だに利用されております。これは“Query that Deserves Fresshness”(「新しさ」にふさわしいクエリ)を表す言葉で、つまり、クエリの新しさを意味する言葉です。簡単に説明すると、時事性が高いと思われるトピックに関しては通常の検索語との関係性やリンク評価によるランキングつけではなく、より新しい情報を検索結果上位に表示させようとするアルゴリズムのことです。検索数の上昇傾向やブログニュースサイト、ソーシャルメディアにおける言及数を予め記録しており、急激な上昇が起こった場合に通常よりも大幅に順位を上げて表示するといったアルゴリズムです。また、SMOを行っておくとファンによるSMOがねずみ算的に増えていくため、結果としてSEOにおいても有利に進むということもあります。

人間心理によるコンバーション率の増加

 人間は基本的により多くの人が話題にしているものに関して信頼する傾向があります。特に日本人は顕著で、多くの人が持っているからという理由で様々な物を買いたがります。つまり、こうしたSMOによってSNS上での話題回数を伸ばすことによって、多くの人が持っている利用しているといったイメージを定着させ、利益機会に繋げることが出来るということです。

商品やサービスに関するポジティブなコメント比率が上昇する

 こうしたSMO対策のキャンペーンを打ち出すことのメリットは、売上アップの面だけではありません。実際のマーケティング調査によると、これまで自社製品に関するネガティブコメントが三十四%、ポジティブコメントが六十六%だった企業に関して、SMO施策を行ったことによってネガティブが十九%にまで減少し、ネット上のコメントの八十一%がポジティブコメントになったといった結果も発表されています。こうしたユーザー連動型の最適化によって、売上アップや機会率の上昇だけでなく、セルフブランディング力の上昇なども期待できるようになるのです。次のページでは具体的にどういった手法によって、SMO施策を行っていけばいいのかについて紹介していきます。

SEOよりもSMO(ソーシャルメディア最適化)の時代! SMO対策してますか?